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F想:ドロヘドロ (6)

本ドロヘドロ (6)
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林田 球/小学館(BIC COMICS IKKI)/¥900(税込)
ISBN4-09-188276-5
2005年4月1日 初版発行
Amazon.co.jp 売上ランキング: 2,593

感想:煙の歴史、十字目の男について明らかになりつつあるターニングポイント的一冊

好きなんスよ、ドロヘドロ。
謎が何層にも重なったような、ミステリー風でかつホラー風のマンガという、どうにもこうにも好きなジャンルのマンガ。
あまりに謎だらけなので、この6巻あたりまで読んでこないと、はじめてこのマンガを読んだ人はよく分からないかも。
でも、その混沌としたドロドロな感じというか、謎のヘドロの海のような、先が見えない展開もまた魅力。
私が林田 球さんのファンになったのは、ドロヘドロがきっかけ。

この巻で一番ドキッとしたのは、なんと言っても、恵比寿・能井・二階堂の三人娘のハダカが見れちゃったトコかも。
もしも「狙って描いた」シーンであっても、やはり読者にはショッキング!
いままでの巻でも、それぞれのおっぱいは描かれていたんだけど、この巻でのハダカ描写の数コマはかなりイイ(エロイ)ですよ。
いや、もともとエロを重点に置いたマンガではないので、こういうのは息抜きのシーン(あるいはサービスカット?)として、「ちょっとだけよ」的に唐突に挿入されてるもの。
なので、エロだけを期待してドロヘドロを買うなんてコトは、本末転倒なワケですけど、でもやっぱりそういうシーンがあると素直に嬉しいと思っちゃうのですよ。
ドロヘドロでは、他のシーンがものすごく殺伐とした展開だったり、グロかったりすることが多いので、こういうエロや小さなギャグが物語の緩急になっていて、読者をほっとさせるのです。

ストーリー的には、いままでの謎が解き明かされつつあるトコロ。
ブルーナイトの結末がわかる、31話「ロンリー・カイマン」。
煙の組織の歴史が分かる、36話「ザ・ボス」。
ニカイドウが空腹虫(ハングリーバグ)を出すコトになったワケが明らかになる、「魔のおまけ」。
これらが収録されている。

次の巻も、絶対に購入する予定。
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