B借:不思議の国のアリスの誕生
「不思議の国のアリス」の誕生―ルイス・キャロルとその生涯
ステファニー・ラヴェット・ストッフル(著)/笠井勝子(監修)/創元社/\1400+税
ISBN4-422-21133-1
Amazon.co.jp 売上ランキング: 75,402
結論:「不思議の国のアリス」がどのようにして創作されたのか分かる一冊で、読む価値アリ。
近所の図書館で何気なく借りたものだが、結構面白かった。
本の内容については、アマゾンから引用すると
普通の「不思議の国のアリス」の物語ではなくて、作者のルイス・キャロルの生い立ちまで書かれている。
私自身、いままでアリスを読んだことが無くて、それを元ネタにしたマンガなどを読んだ程度だった。
だから、この本を読んで、目からウロコという感じだった。
キャロルは、創作の話を少女達に聞かせることがよくあったんだけど、ある時“アリス”という少女に話して聞かせた物語が『不思議の国のアリス』になっていくんだって。
以下に気になった部分をメモしておく。
ネタバレが多くなってしまうので、そのつもりで。
P17→
ルイス・キャロルの本名「チャールズ・ラトヴィッジ・ドジスン」っておっさんなのか!ルイス・キャロルという言葉のイメージから女性だと思っていたが、おっさんだとすると『アリス』に持つイメージが違ってくる。
P18→
1832年1月27日生まれ。4人の男、7人の女の兄弟で、ルイスの上に二人の姉がいる、長男。
P36→
クライストチャーチの数学教師だったので、雑誌に発表するとき用のペンネームを作る。チャールズ・ラトヴィッジの綴り字を組み替えた「エドガー・カスウェリス」や「エドガー・U・C・ウセストヒル」、ラテン語化してさらに英語に直した「ルイス・キャロル」などがあった。そのなかから雑誌編集長は「Lewis Carrol」を選んだ。
P41→
1856年大聖堂を撮影しようと、リデル学寮長館に行った。そのとき4歳のアリスにあった。日記に「素晴らしい一日だった」と書くほどのロリコンぷり。
P45→
キャロルは少女を撮影するのがうまかった。
当時は、撮影時は露出の間じっとしていなくてはならないので、子供の撮影は難しかったのだが、キャロルが撮影した少女の表情は穏やか。しっかりと、ヌードも撮影してる。撮影には両親の同意があったとか言ってるけど、まあ真性ロリコンなんだね。
P86→
1863年6月ごろに、キャロルの日記ではニューナムで開かれた「リバー・パーティ」にキャロル三姉妹と出かけたコトが書かれていたが、どうもその時に何かあったらしい。日記の次のページはカミソリで切り取られているが、この部分は彼の死後に姪のよって削除されたもの。何があったかの詳細は不明だが、11歳のアリスに結婚を申し込んだが、リデル夫人(アリスのお母さん)に結婚を断られたという推測もある。
1864年5月ごろに、三姉妹をボートに誘ったのだが、リデル夫人から「今後は遊ばせない」と完全に拒絶された。
1864年11月に手書きの『地下の国のアリス』をアリスに送る。
1865年5月の日記には「(アリスを見かけたが)ひどく変わってしまったようだ。よくなったところは、ほとんどない。おそらくあのむずかしい、少女から大人への変化の時期にさしかかったのだろう」と書いている。ロリコンなので、大人っぽくなったアリスにはガッカリしているご様子。
1865年8月にはマクミラン社『不思議の国のアリス』をアリスに送る。
P166→
1898年11月4日気管支炎のため死去。66歳の誕生日2週間前。
以上メモ。
ルイス・キャロルが、もしも現在の日本でいたら、幼児を狙う性犯罪者としてタイホされているかもしれない。それほどキャロルは、少女たちが好きで、お話をしたり遊んだりヌード撮影もしたり、とにかくそのロリコンぷりに気づかせられる。
だけど、それでイイと思う。
そうやって、少女たちと戯れるコトが大好きだったからこそ、真性の子供好きだったからこそ、少女たちが喜ぶ物語を作ることが出来たと思うから。
ロリコンの私は以上のような感想になったけど、ロリコンの人も、ロリコンじゃない人も、この本から読み取れるものは多いと思うので、読んでみては?
ステファニー・ラヴェット・ストッフル(著)/笠井勝子(監修)/創元社/\1400+税
ISBN4-422-21133-1
Amazon.co.jp 売上ランキング: 75,402
結論:「不思議の国のアリス」がどのようにして創作されたのか分かる一冊で、読む価値アリ。
近所の図書館で何気なく借りたものだが、結構面白かった。
本の内容については、アマゾンから引用すると
内容(「MARC」データベースより)といった感じ。
英米では聖書とシェークスピアに次いで読まれているという「不思議の国のアリス」。その著者であるルイス・キャロルの伝記。挿画にこだわったというキャロルにふさわしく貴重な写真や絵が一杯つまった本。
目次
第1章 陸の孤島からオックスフォードへ
第2章 オックスフォードの生活
第3章 『不思議の国のアリス』の誕生
第4章 『鏡の国のアリス』以後
第5章 不思議の国は世界へ
普通の「不思議の国のアリス」の物語ではなくて、作者のルイス・キャロルの生い立ちまで書かれている。
私自身、いままでアリスを読んだことが無くて、それを元ネタにしたマンガなどを読んだ程度だった。
だから、この本を読んで、目からウロコという感じだった。
キャロルは、創作の話を少女達に聞かせることがよくあったんだけど、ある時“アリス”という少女に話して聞かせた物語が『不思議の国のアリス』になっていくんだって。
以下に気になった部分をメモしておく。
ネタバレが多くなってしまうので、そのつもりで。
P17→
ルイス・キャロルの本名「チャールズ・ラトヴィッジ・ドジスン」っておっさんなのか!ルイス・キャロルという言葉のイメージから女性だと思っていたが、おっさんだとすると『アリス』に持つイメージが違ってくる。
P18→
1832年1月27日生まれ。4人の男、7人の女の兄弟で、ルイスの上に二人の姉がいる、長男。
P36→
クライストチャーチの数学教師だったので、雑誌に発表するとき用のペンネームを作る。チャールズ・ラトヴィッジの綴り字を組み替えた「エドガー・カスウェリス」や「エドガー・U・C・ウセストヒル」、ラテン語化してさらに英語に直した「ルイス・キャロル」などがあった。そのなかから雑誌編集長は「Lewis Carrol」を選んだ。
P41→
1856年大聖堂を撮影しようと、リデル学寮長館に行った。そのとき4歳のアリスにあった。日記に「素晴らしい一日だった」と書くほどのロリコンぷり。
P45→
キャロルは少女を撮影するのがうまかった。
当時は、撮影時は露出の間じっとしていなくてはならないので、子供の撮影は難しかったのだが、キャロルが撮影した少女の表情は穏やか。しっかりと、ヌードも撮影してる。撮影には両親の同意があったとか言ってるけど、まあ真性ロリコンなんだね。
P86→
1863年6月ごろに、キャロルの日記ではニューナムで開かれた「リバー・パーティ」にキャロル三姉妹と出かけたコトが書かれていたが、どうもその時に何かあったらしい。日記の次のページはカミソリで切り取られているが、この部分は彼の死後に姪のよって削除されたもの。何があったかの詳細は不明だが、11歳のアリスに結婚を申し込んだが、リデル夫人(アリスのお母さん)に結婚を断られたという推測もある。
1864年5月ごろに、三姉妹をボートに誘ったのだが、リデル夫人から「今後は遊ばせない」と完全に拒絶された。
1864年11月に手書きの『地下の国のアリス』をアリスに送る。
1865年5月の日記には「(アリスを見かけたが)ひどく変わってしまったようだ。よくなったところは、ほとんどない。おそらくあのむずかしい、少女から大人への変化の時期にさしかかったのだろう」と書いている。ロリコンなので、大人っぽくなったアリスにはガッカリしているご様子。
1865年8月にはマクミラン社『不思議の国のアリス』をアリスに送る。
P166→
1898年11月4日気管支炎のため死去。66歳の誕生日2週間前。
以上メモ。
ルイス・キャロルが、もしも現在の日本でいたら、幼児を狙う性犯罪者としてタイホされているかもしれない。それほどキャロルは、少女たちが好きで、お話をしたり遊んだりヌード撮影もしたり、とにかくそのロリコンぷりに気づかせられる。
だけど、それでイイと思う。
そうやって、少女たちと戯れるコトが大好きだったからこそ、真性の子供好きだったからこそ、少女たちが喜ぶ物語を作ることが出来たと思うから。
ロリコンの私は以上のような感想になったけど、ロリコンの人も、ロリコンじゃない人も、この本から読み取れるものは多いと思うので、読んでみては?